- 2021.11.04
- 棟下式
千葉県市川市にて『棟下式(むねおろしき)』が執り行われました。
2021年11月吉日、千葉県市川市にて『棟下式(むねおろしき)』が執り行われました。
執り行った築57年の建物は、施主様がご両親とご一緒に過ごされた思い出がたくさん詰まった家です。お住まいにならなくなって3年が経過するようですが、定期的に掃除や換気をされたり、お庭のお手入れを丁寧に管理されていました。
当日は施主様とお孫様が集まり、晴天の中で建物へのお別れと、思い出を振り返る機会となりました。
「庭の好きな祖父がよく庭木や芝の手入れをしていました。一緒に芝刈りをした記憶があります。」
「母は本が好きで、マーカーやしおりをよく使っていました。手芸が得意でお人形なども作っていましたね。」
「父は声が大きく、花やしきで天丼の味が濃いと店中に響く声で話していたね。」と、笑顔で語られ懐かしんでいらっしゃいました。
近くに住んでいたお孫様は、学校が終わると毎日のように祖父・祖母の家に寄っていたそうです。夏休みにはご家族で集まっていたこと、お庭でプールや花火をやったり、東武動物公園や豊島園、市民プールなどのいろいろなところに連れて行ってもらったこと、楽しかったことや懐かしさなど、いろいろなお気持ちがこもったエピソードばかりで、とても温かい気持ちになるひと時を共有させていただきました。
切り出した思い出深い庭木の枝も後日色鉛筆にリメイクし、施主様の手元に戻る予定です。
中央グリーン開発では今後もこの「棟下式(むねおろしき)」を、広く業界の新しい文化として広めていくべく取り組んでいきます。