- 2024.11.08
- 棟下式
埼玉県川口市にて『棟下式(むねおろしき)』が執り行われました。
2024年11月吉日、埼玉県川口市にて『棟下式(むねおろしき)』が執り行われました。
今回、ご縁があり弊社が引き継いだ土地には、立派な二本の桜の木が立っています。58年前に植えられもので、毎年春には満開の花を咲かせています。ご家族はもちろん地域の方にも愛され、思い出深い桜の木とお別れをしたいというお申し出を受け、弊社より棟下式をご提案させていただき、清祓いを執り行う運びとなったものです。
当日は、式典を祝うかのような小春日和の中、施主様ご夫婦をはじめご親族が参列され、ご縁のあった鎮守氷川神社様によりお祓いいただきました。
滞りなく清祓いの儀を終えた後は、思い出を振り返るひと時に。
ご持参くださった油絵は、施主様ご本人により書かれたもので、桜の木をバックに、お母様、ご主人様、奥様の3人が描かれています。
桜の花が咲く時期には、ご近所のみなさんでお花見を楽しまれていました。40~50名が参加される自治会主催でのお花見が盛大に開催されたこともあったそうです。
参列されたご親族のお一人は幼少の頃に、よく桜の木に登って遊んでいたとのこと。最初は高さの低い左側の木に登っていましたが、成長とともに、高さのある右側の木にも登れるようになっていたそうです。また以前は敷地内の一部に畑のスペースを設け野菜を育てており、キュウリをもいで食べたり、大根を抜いたりしたことをよく覚えていると笑顔でお話くださいました。
皆様で桜の木を見上げながらたくさんのエピソードが語られ、懐かしんでいらっしゃいました。
今回、思い出のある桜の木の幹を切り出し、机やベンチ、イスに生まれ変わらせる予定です。また、ご家族皆様で切り出した枝は、色鉛筆にリメイクされ、後日お手元に残る予定です。
中央グリーン開発では今後もこの「棟下式(むねおろしき)」を、広く業界の新しい文化として広めていくべく取り組んでまいります。