- 2021.01.14
- 棟下式
東京都練馬区にて『棟下式(むねおろしき)』が執り行われました。
1月吉日、東京都練馬区の住宅にて「棟下式(むねおろしき)」が執り行われました。
執り行ったのは、施主様の御両親の代で建てられた55年超の建物で、施主様にとっても長年住まれていた想いでの詰まったお家です。
ご両親から「何か行う際には日和(六曜)を大切にするように」との教えもあり、解体の際には何かしらされたいと思っていらしたとのこと。今回ご縁あり、弊社にて棟下式を執り行わせていただく運びとなりました。
当日は施主様をはじめご親族、リフォームをした大工さんなど地域の方が参列され、建物へのお別れと、思い出を振り返る機会となりました。
清祓いの後は、建物の一部をリユースし利活用するために、埼玉県川口市で古材利活用に取り組まれている「センキヤ」の皆さんにご協力いただき、建物の一部やまだ使えるものたちのレスキューが行われました。建具、畳下の板、神棚が祭られていた板などを丁寧にレスキューする皆さん。レスキューされた古材は、新しく地域にオープンするカフェの建材として利活用される予定だそうです。
施主様からも「どのように活用されるのか、その後を見てみたい。お店が完成したらぜひ教えてください」とのお言葉をいただきました。レスキューの様子に驚きながらも、最終的にとても喜んでいただけたのが印象的でした。
みなさんで切り出した思い出深い庭木の枝も後日色鉛筆にリメイクし、お施主様の手元に戻る予定です。
中央グリーン開発では今後もこの「棟下式(むねおろしき)」とリユースの取り組みを、広く業界の新しい文化として広めていくべく取り組んでいきます。