- 2019.09.14
- 棟下式
流山市にて『棟下式(むねおろしき)』が執り行われました。
今回ご縁あり中央グリーン開発が買受けることとなった地には築40年を超える立派な母屋と、さらに歴史のある平屋の2棟建物があり、敷地内にある井戸のご供養と合わせて棟下式を執り行うこととなりました。
当日は施主様とご親族2名、中央グリーン開発から数名が出席し、厳かな雰囲気の中で棟下式が行われました。
お家にはとても立派な神棚があり、清祓いは室内で行われました。
こちらの土地は70年ほど前、施主様のご主人のお父様が購入したもので
竹細工職人だったお父様が10年間丁稚奉公してためたお金で購入、家を建てて住まわれていたそうです。
今回ご出席された姉妹お2人に幼少期の思い出を伺いました。
「まず思い出すのは五右衛門風呂ね。」
「畑では母が野菜をつくって自給自足みたいだったわ。にわとりも飼っていて、卵を食べていたのが懐かしいわ」そのほか、庭になる柿がとにかく美味しくて自慢だったとお話くださいました。
「父はとても器用で、籠屋をやっていたの。近所では有名な籠屋だったのよ。奉公先でも気に入られてなかなか離してくれなかったみたいね」と一家の大黒柱として家族のために勤め上げたお父様を敬っていらっしゃいました。
当時、元々家があったのは今の駐車スペースのあたりで、平屋は当時から倉庫として使用。その後こちらの2階建ての家を建てて移り住んだのだそうです。
施主様夫婦は結婚後、隣の倉庫として使っていた平屋に住んでいましたがご主人が40代でお亡くなりに。その後は奥様である施主様がこちらの母屋を行き来しご両親のお食事やお風呂の準備などお世話をされて過ごされました。
母屋に続いて平屋の方でも清祓いを執り行いました。
主にこちらで暮らされていた施主様。倉庫として使われ、当初から築年数が経っていた建物を、増築してお勝手口を付けたり、お子様が自動車免許を取った際には駐車スペースを拡張するために屋根をDIYで広げたり、井戸から水を吸い上げて母屋までつないだり、様々な工夫の手を加えた想い出深いエピソードをお話しくださいました。
中央グリーン開発では今後もこの「棟下式(むねおろしき)」を、広く業界の新しい文化として広めていくべく取り組んでいきます。
棟下式はグッドデザイン賞2019を受賞しました。
http://www.polus-green.com/column/detail/?bn=178&ptp=1
▼これまでの棟下式の様子は、下記にてご覧いただけます
棟下式のオフィシャルサイト
https://www.muneoroshiki.com/