- 2023.12.07
- 棟下式
埼玉県さいたま市にて『棟下式(むねおろしき)』が執り行われました。
2023年12月吉日、埼玉県さいたま市にて『棟下式(むねおろしき)』が執り行われました。
執り行われた建物は、50年程前に施主様の奥様のご両親が建てられたもので、 親子4代に渡り住まわれ、ご家族の思い出がたくさん詰まったお住まいです。
現在はお子様も独立され、施主様おひとりでは広いのでご売却し引っ越されることから、ご縁ありポラスグループが土地を引き継ぎました。建物解体後は全4棟の住宅地に生まれ変わる予定です。この度の棟下式には、開発・設計の担当者も参列しての開催となりました。
棟下式当日は、式典を祝うかのような小春日和の中、建物への感謝とお別れの時間がスタート。氏子総代も務められている施主様のご自宅にはお稲荷様や榊の木が配されており、今回の清払いでは庭の榊を使わせていただきました。
清祓いの儀が滞りなく執り行われた後は、施主様を囲み思い出を振り返るひと時に。思い出の詰まったアルバムのページには、上棟式が執り行われた当時の写真も残されており、ご親戚や関係者一同が集い、餅撒きも盛大に行われたようでした。
家の中にはお孫さんの成長を記す柱の傷やいたずら書きなど、そこかしこにお孫さんと共に暮らした形跡が。先立たれた奥様との思い出の写真も残されており、一緒に捨て猫を大切に育てられたことなど、優しいお人柄がにじみ出るお話をたくさん聞かせていただきました。
お庭の黄金ヒバの木は、ご結婚の際に浦和市(当時)からお祝いとして贈られたものというエピソードも。その他にも、実がたわわになる柿の木や、柚子や夏みかんなどがたくさん植わっています。その中から特に思い出深い木の枝を、お施主様に切り出していただきます。思い出の継承として庭木の枝は色鉛筆にリメイクされ、後日お施主様のお手元に残る予定です。
式典終了後、お施主様からは、「たくさんの方に参列していただいて、大変助かりました」「やってみると良いものですね」というお言葉をいただきました。
参列された住宅地開発に携わる担当者の皆さんにとっても、土地の歴史や売主様の想いを直接伺う貴重な機会になったようで「改めて住まいにはいろいろな思い出が詰まっていくのだなと実感しました。売り主様の想いを受け継ぎ、私たちもご家族の思い出の詰まっていく住まいを提供し続けていきたいなと思いました。」等の感想が寄せられました。
中央グリーン開発では今後もこの「棟下式(むねおろしき)」を、広く業界の新しい文化として広めていくべく取り組んでまいります。