- 2018.05.14
- 棟下式
野田市川間にて『棟下式(むねおろしき)』第三弾をご提供しました。
4月吉日、千葉県野田市の住宅街にて、お世話になったお家に感謝とさようならのお別れ式「棟下式(むねおろしき)」がとり行われました。
今回のオーナー様は弊社新築住宅をお住み替えで購入いただいたお客様です。今までのお住まいは新規分譲用地として弊社で買受けさせていただくこととなりましたが、建て壊すこととなる住宅は、40年近く暮らされた、亡きご主人様との思い出もたくさん詰まったお家であることをお伺いし、お別れと感謝の機会として「棟下式」をご提案させていただきました。
当日は、お住まいになっていた奥様とお嬢様に加えてご姉妹家族もいらっしゃり、生まれ育った想い出いっぱいのお家へ感謝とお別れのひと時を過ごされました。
「昔は庭のあそこに鉄棒があったのよね。」「そうそう、懐かしいね」清祓い式の後は、新築当時の思い出の写真を拝見しながら思い出話をお伺いしました。
この土地は、他界されたご主人様が生前の独身時代に購入されたもので、当時ご主人様が「家を持つなら新興住宅地が良い」と、将来のご家族との暮らしを考えこちらの土地を選ばれたそうです。
お嬢様の思い出の場所はお庭で、大きな槇の木にはハトが巣をつくっていたり、軒下に蜂の巣ができたりと、思い出がたくさん。幼少期にお父様(ご主人様)が庭に自作で鉄棒や、ブランコを作ってくれたのがとても嬉しく思い出深いとお話しくださいました。
なんでも手作りしてしまうご主人様で、神棚も手作り、奥様が大きな冷蔵庫が欲しいけど置き場所がないと嘆くと、なんとキッチンの壁を壊しスペースをつくってくださったそうです。
「本当にいつも家族の事を思ってくれる主人でした。前向きな引っ越しなので主人もきっと天国でよかったと言ってくれていると思います」と涙ぐまれながらご主人様の事をお話される奥様がとても印象的でした。
家の歴史。家族の歴史。紡がれる記憶。ただ家を「売る」「買う」だけでなく、その家の歴史、家族の歴史、家主の想いを昇華する儀式「棟下式(むねおろしき)」。中央グリーン開発はこの取り組みを更に広め、家や土地への感謝、モノや歴史を大切に扱う文化を育てていきたいと思います。
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