- 2019.10.07
- category: 【ポラスの分譲住宅】中央グリーン開発株式会社
「棟下式」が、2019年度グッドデザイン賞を受賞!!
ポラスグループ・中央グリーン開発株式会社は
建物への、感謝とお別れの儀式「棟下式」で受賞!
10月に入り、まだ残暑が続きますが、日が暮れる時間も早くなり、秋の気配を感じます。
テレビで、ワールドカップバレー・世界陸上・ワールドカップラグビーなどを観て、一足先に「スポーツの秋」を満喫している方が多いのではないでしょうか??
そして、毎年10月のこの時期に、「芸術の秋」を感じる「グッドデザイン賞」の発表があります!
令和元年の記念すべき「2019年グッドデザイン賞」を、ポラスグループの弊社「中央グリーン開発株式会社」が取り組んでいる、「棟下式(むねおろしき)」が受賞しました!!
令和元年の記念すべき「2019年グッドデザイン賞」を、ポラスグループの弊社「中央グリーン開発株式会社」が取り組んでいる、「棟下式(むねおろしき)」が受賞しました!!
ポラスグループ全体では、4作品同時受賞という快挙と併せ、「17年連続受賞!通算受賞点数が40点」となりました。
住宅や街づくり以外にも、新しい暮らし方、コミュニティづくりの研究・開発に取り組んできた成果が17年連続受賞となりました。これからも、お客様に心から満足いただけるように「安心」「品質」「信頼」の一貫施工体制で住まいの価値を創造し続けてまいります。
今回、ポラスグループの弊社「中央グリーン開発株式会社」で「グッドデザイン賞」を受賞した「棟下式(むねおろしき)」をご存じでしょうか??
出会いがあれば、別れもある。人間関係では当然ですが、建物ではどうなのでしょうか。空き家率が年々上昇する中、古屋にお別れすることができずに、廃墟同然で残ってしまっている建物が多くあります。リノベーションでリユースできる建物は良いですが、耐震や老朽化で取り壊さざるを得ない建物に、ちゃんとお別れする式典があってもいいのではないか。
そんな発想から「棟下式(むねおろしき)」は生まれ、「合同会社パッチワークス様」とコラボレーションして取り組んでいます。
コンセプト
思い出のある建物だから、最後に「ありがとう」を伝えたい
現在の日本では、建物を取り壊すときに神主を招いて式典を行うことは滅多にありません。
依頼された業者が建物を壊し更地にして、また新しい建物を建てる際に、上棟式を行うのが通例です。思い出のたくさん詰まった古家を壊すのは、誰しも胸が痛みます。その気持ちが取り壊しや売却を先延ばしし、使われない空き家の増加に繋がっています。
「その想いに区切りをつけるきっかけを作る。」建物に感謝して、次の役割を与えていく。そんな文化が広がることを願い、建物のお葬式をパッケージ化しました。
「棟下式」は、とある元企業研修施設の再開発新築分譲住宅プロジェクトをきっかけに生まれました。
その後、個人のご自宅だけでなく、2019年5月に53年の歴史に幕を下ろした「第一田町ビルの棟下式(むねおろしき)」を行いまいた。
取り壊されるこのビルにきちんと感謝の意を示し、ありがとうを伝えるために、半年間に渡って行われた「棟下式(むねおろしき)」。最後に、田町周辺の逸品が集まり、こどもたちも自分で作った逸品を持ち寄って販売したマルシェ「いっぴんいち」や、餅まき、ガラス面をメッセージボードとして、最後の思い出作りのイベントを行いました。
今回の「グッドデザイン賞」の受賞を受けて、さらに、お客様が心から満足いただけるような「棟下式(むねおろしき)」を育て、「棟下式(むねおろしき)」をもっと広めて文化にしたい。ただ取り壊すだけではなく、家や土地への感謝、モノを大切に思う世の中に、この「棟下式(むねおろしき)」という文化が根付いていくことを願っています。
建物解体後の気持ちのやり場、その瞬間を想像すると絶妙に腑に落ちる儀式だと思う。クラッシュ&ビルドされる今までの経過を考えると、このように心にとめる行為は必要だったはず。引き継ぐ以前に今後の立ち上がりに一旦、意味を深め携わる人々の思いを1つに求心する儀式として躯区切りを可視化する。棟上げ式は期待を胸に、棟下式は感謝の形を表す物へと。意味を深める活動として、今後の拡がりに期待している。
建物への、感謝とお別れの儀式
▼▼ 棟下式(むねおろしき)公式HP ▼▼
※グッドデザイン賞とは
1957年、通商産業省によって創立された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」を母体とする、我が国唯一の総合的デザイン評価・推奨制度で、1998年からは、日本産業デザイン振興会の主催による「グッドデザイン賞」として「優れたデザイン」を社会に普及させていくことを目的に運営されています。