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TERVIEINW笈川:毎月かかる光熱費をどうするかですね。私が担当する太陽光発電などの電気の供給源の見直しは、直接的に光熱費を下げる対策に、福地さんが担当する住まいの断熱対策は光熱費を増やさない対策になります。福地:笈川さんが「攻め」の対策、私は「守り」の対策ですね。 笈川:ある一戸建では2023年に1kWh単価が10円値上がりした結果、それまで月12,000円程だった電気代がプラス4,000円になったと聞きました。これから政府の電気料金の補助も段階的になくなりますので、事態はもっと深刻になります。福地:生活自体は何も変わらないのに、光熱第一エネルギー設備営業課笈川 直也費は恐ろしいほど値上がりをしている。暖房器具をあまり使わないなど日頃の工夫に加えて、住宅の設備を見直して対策を練る必要があると思います。福地:築15年くらいのお宅に伺って商談をしていると、足元がとても寒く感じることがあります。比較的新しい家は断熱性能が良く、床暖房も使わなくてよいほどなのですが、これくらいの築年数になってくると、床や内窓の断熱対策が必要になってきます。住宅資材センターリフォーム部福地 愛笈川:「家が寒い」というご家族に多いのが、お風呂場や洗面所を暖かくしようと考えるケース。確かに浴室暖房は便利な設備ですが、それとは別に、浴室の床下に断熱材を入れるという選択肢もあります。福地:家中の断熱効果を高めて、あまりエアコンを使わなくても快適な状態にすることが、実は一番効果的です。冬の寒さだけでなく、夏の暑さ対策としても。また断熱対策をすることで湿気や結露が減り、カビやダニの発生を抑えられることから、それが原因となる病気の予防にもなる。つまり医療費の削減にもつながるんです。笈川:エネルギーの見直しだと、太陽光発電を設置することが一番効果的だと考えております。ご自宅の状況によっても変わりますが30%以上の電気代削減が期待できます。最近はほとんどの方が蓄電池も導入しており、削減効果は80%程度を見込めます。リフォームで家計の節約をしようと考えた場合のポイントは?上がり続ける光熱費を削減では実際に、光熱費削減のためにどんなリフォームをおすすめしますか?太陽光発電システム未設置買う電気 100%太陽光発電システム設置自家消費つくった電気 30%買う電気   70%太陽光発電システム+蓄電池設置つくった電気 80%買う電気   20%※ご家庭の設置状況、使用状況によって削減効果は異なります。今年5月に政府が電気料金の補助政策「激変緩和措置」を縮小予定であることから、今後も電気料金の値上がりが予想されます。このピンチを、住宅のリフォームで少しでも和らげる方法はないのでしょうか? 今回はポラスグループの住宅資材センターリフォーム部・福地さんと、第一エネルギー設備営業課・笈川さんに、長期的な視点から家計の節約につながるリフォームについて、話を聞きました。03断熱・エネルギ−リフォームは、今がおすすめ!

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