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5年間120万円つみたてNISAと同じ国民一人ひとりが将来に備えるための新制度です。新NISAで、より魅力的な投資ができるようになりました。「新NISAって最近よく聞くけど、実はよくわからない…」という方は、実は意外と多いのではないかと思います。これまでのNISAと新NISAでは、おもにどんな点が変更になったのでしょうか。非課税期間年間投資枠生涯投資上限投資商品投資方法両制度の併用売却枠の再利用旧NISA20年間40万円800万円新NISA240万円年間で最大360万円に非課税投資枠が拡大しました!積立不可不可つみたて投資枠積立120万円600万円(うち成長投資枠1200万円)可(簿価残高方式で管理、枠復活は翌年)可一括・積立成長投資枠無期限買付残高1800万円01一定基準を満たす上場株式・上場投資信託・不動産投投資信託・上場投資信託資・投資信託一括・積立(高レバレッジ投資信託を除く)一般NISAとほぼ同じ「物価の高騰、年金の不透明感という状況で、本来課税されている投資の一部分を非課税にすることで『自力でも将来の暮らしに備える努力を』というメッセージを、国が国民に出した。これが新NISAの目的の一つだと思います」と語るのは、ファイナンシャルプランナーの高山一恵さん。高山さんに、話題の新NISAを理解するポイントを聞いてきました。「今さら聞けない」という人、実は多いかもしれませんね(笑)。もともとNISAという少額投資非課税制度があったのですが、その使い勝手を向上させて今年の1月1日から新しいNISA制度がスタートしました。通常、株式や投資信託などから得られた売却益や分配金・配当金には20.315%の税金がかかります。これを新NISAでは、年間で合計360万円までの投資に対して無期限で非課税にできます。まず、非課税保有限度額が拡大したことです。非課税保有限度額とは、生涯において非課税で保有できる限度額のこと。それが新NISAでは1,800万円となり、また非課税保有期間が無期限となったことで、非課税の中でもっと活発に資産運用をしたいと思っていた人にとっては大きなメリットとなりました。年間投資枠も大幅に拡大しました。これまでの「つみたてNISA」の年間投資枠40万円が新NISAの「つみたて投資枠」では120万円に。「一般NISA」の年間投資枠120万円は「成長投資枠」となり240万円に。さらに、これまで不可能だった2つの制度の併用ができるようになり、合計で年間360万円まで非課税投資枠が拡大しています。新NISAという制度に生まれ変わったことで、将来の資産を増やすための投資が、より魅力的になったといえます。ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんに聞くつみたてNISA一般NISA今話題の『新NISA』で将来のお金を賢く増やす方法

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