12茨城県坂東市にあるポラスグループの株式会社住宅資材センター『ミライクル』。毎日トラック20~24台分の産業廃棄物がポラスの新築現場から回収されてきます。廃棄物の仕分けは、地道な手作業で行われます。ミライクルができて以来、ポラスグループ全体の「サスティナブル」に対する考え方が変化してきました。そしてそれが社内の良い循環を生んでいます。例えば建築現場でムダを出さないためにジャストサイズにカットされた資材を開発・供給すれば、それが現場の職人さんの作業軽減につながる。職人さんが心地よい気分で作業をすれば、現場の整理整頓や廃棄物の分別にも良い影響がもたらされる、という具合です。グループ内での持続可能な取り組みを促進させる象徴としても、ミライクルは重要な施設といえます。グループ内の従業員にこの施設を見学してもらうことで、一人ひとりのサスティナブルに対する意識が向上しています。今後もミライクルからの発信を続け、さらなる意識の向上を目指していきます。ダンボール・金属は圧縮、木材は破砕する大型の機械が稼働しています。発泡スチロールは溶かして再利用するために溶融固化します。ミライクルでの取り組みにより「再資源化率」の見える化が進んだことで、産業廃棄物の排出量を減らす取り組みが進みました。・グラスウールは枚数単位での発注、少量での梱包を実施・石膏ボードのジャストサイズでの納入これらの取り組みが評価され、株式会社住宅資材センターとポラス株式会社は2021年、2022年とグッドデザイン賞を受賞しましたミライクルの誕生から、さまざまな努力と工夫を重ねて、現在では資源化率94%を達成しました。今後さらにこの数字を最終目標値である98%にまで上げるには、資源化できずに埋め立てに回している廃棄物の割合を減らすことが必要です。その方向性は2つ。一つは埋め立てではなく、資源として再利用できる道を探ることです。ポラス以外の協力会社とも模索しながら、建材としては難しくても、燃料として活用することができないかなど、広い視野での検討が必要です。もう一つは、資材の開発や仕入れの段階から、埋立て処分にならないような建材を使用するルートを作ることです。これにはポラスグループの技術や流通網を見直し、総力を上げて進めていかなければならないと考えています。ポラス株式会社 技術部 技術課 係長 堀口 晃さん株式会社住宅資材センター物流部 リサイクル課 課長 原島和広さん【効果�】産業廃棄物の排出を減らす取り組みができたミライクルの責任者 原島さんに聞く産業廃棄物の主幹部門 堀口さんに聞くミライクル内を探訪!ミライクルが目指す、再資源化率��%グループとして取り組むミライクルの未来
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