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創業51年目を迎え、新たな半世紀へのスタートを切ったポラスグループお二人とも現在、子育ての真っ最中ということですが、どんなお仕事をしているのですか?時短勤務の制度を活用しているとうかがいました。子育てしながらの勤務状況はどうですか?相内 弊社では小学4年生以下の子どもがいる場合、フルタイムの勤務時間に対して最大2時間までの時短勤務が選択できます。私は上の子が10歳、下の子が6歳で、習い事の送迎などもあるので、終業時間を16時にしています。小4まで時短勤務ができる企業は周りのママたちの中でも珍しく、小学校に入るまでとか、3歳までという企業が多いようですね。武田 私は6歳と4歳の子どもがいて、終業時間を1時間短くしています。同じ課の社員は、育児・家事と仕事の両立という課題にはすごく理解がある方ばかりです。これからは男女に関係なく、ますます育児と仕事の両立が重要なテーマになってくると思うので、女性も男性も育児休暇を取れるのが当たり前な社会になってほしいと思います。相内 建設、不動産という業界は、もともと社員の女性比率がそれほど高くありませんし、私が入社した頃は出産を機に、社員からパートタイマーに切り替えたり退職される方が多かったですね。私は、入社した時から「結婚、出産後も仕事を続けたい」と思っていました。おそらく時代と共にそういう女性が増えたことで、業界自体も会社も変わってきたんだと思います。前例がない中でも、「こうしてほしい」「こんな風にできないか」という要望や相談を上げると親身になって前向きに検討してもらえる企業風土があるのでありがたいですね。サスティナブルなコミュニティは住む人を幸せにする私たちのめざすものMission Statementミッションステートメントサスティナブルなコミュニティは住む人を幸せにする住まい手の幸せとより良い人生ご縁のあった地域社会に根差した経営社会環境(社会的課題)楽しく暮らせる街づくりInterview設計部企画設計課外構係チームリーダー相内 さやかブランディング課WEBマーケティングチームチームリーダー武田 祐美相内 私の所属する外構係は、庭や門まわり、カースペースなど、建物以外の部分の設計・現場監理を行っています。土地を仕入れた直後から、建物が建って、お客様が入居した後まで、おそらく社内で一番工程の長い仕事ではないかと思います。チームは私を含め5人で、去年からリーダーを任せていただいています。武田 私はブランディング課のWEBマーケティングチームで、お客様が見る物件のホームページの制作や管理をしたり、WEB広告を出稿したりする仕事をしています。すでに集客の9割はWEBからになっているので忙しいですが、チーム3人で力を合わせてやっています。これからこんな職場をつくっていきたい、こんな働き方ができる会社にしたいという希望はありますか?中央グリーン開発がめざす「CSVを礎とした企業文化と人財づくり」多様性の時代へ子育て中でも障がいがあっても誰もが自分らしく働ける職場を目指します。時短勤務で子育てに時間を割きながら、会社でもリーダーとしてチームを牽引する設計部の相内さんとブランディング課の武田さんにお話をうかがいました。武田 社内に「働き方改革推進委員会」があって、私たちはそのメンバーになっています。すぐに実現できないアイデアもありますが、意見を出し合う場があるのはいいと思います。今回の様な新型ウイルスや、深刻な保育・介護人材不足などが進み、今後は在宅勤務やリモートワークなしでは会社が成り立たない時代が来るかも知れません。家を選ぶ時にも「ライフスタイルに合った」というのは大切な視点ですが、会社も年齢や家族の状況などに合わせて、より柔軟な対応ができるようになればいいなと思います。相内 子育て中の女性だけでなく、介護問題を抱えている方や病気の方、障がいのある方など、様々な状況の人がいます。立場や考えも人それぞれということを理解し合って、多様な働き方が共存できる職場にしていきたいと思います。現在弊社では子育てママの理想の家®「ママトコ」シリーズや、働く女性が考える理想のリビングをテーマにした共働き世帯をサポートする「リビングプラス」など、女性ならではの目線から様々な商品が生まれています。今後も更に様々な立場の方たちが暮らしやすいまちづくりをしていきたいですね。future planポラスがつくるポラスシェアード 編++++++++++++++++++++++++++取材後記社名のポラスシェアード(shared)にあるように業務をシェアして属人化を防ぐ仕組みは、より多様性が求められるこれからの社会にあるべき姿ではないかと感じました。また、鈴木課長が課員について話す様子には障がい者を特別扱いせず、ごく自然に「仲間」や「部下」として受け入れていることが伝わってきました。Reported by おちあいのぶしげネスモデル構築が喫緊の課題と考えます。  社員の渡辺さんがアビリンピックで入賞したそうですね。アビリンピックは、「アビリティ」(能力)と「オリンピック」を合わせた言葉で、渡辺はパソコン入力競技部門で2年続けて県大会で3位(銅)に輝きました。excelやwordを使い、データ入力、帳票作成、文章校閲の3競技で総合ポイントを競います。大会は社員のモチベーションにもなりますし、特例子会社の存在を世間に知っていただくアピールの場にもなります。  『スマイリング』を読んでいる方にメッセージをお願いします。弊社の人材採用は主にハローワークで行っています。そのほか、障がいのある方向けの合同企業説明会(都内)にも毎月のように参画しています。門戸は常に開いています。興味がある方がいらっしゃいましたら、職場見学会も行っていますのでお気軽にお問い合せください。→19号もご期待ください!バトンリレーで掲載中!スマイリング14号資材センター藤原さ〜ん!  ポラスシェアードの設立の経緯を教えてください。ポラスグループでは長年、各事業部ごとに障がい者雇用を促進してきましたが、より多くの方々に安心して長く働いてもらえる職場環境を実現するために、2015年に設立、同年に特例子会社として認定を受けました。  ビジネスサポート課の業務内容は?ポラスグループ各社・各事業部から事務作業を請け負っています。個人の体調により業務への影響がでますので、本人にマッチした職務の選定に加え、ひとつの業務を複数人で担当、急ぎの業務などのサポートを周囲に求めることができる「ヘルプ制度」を導入し、急な欠勤などがあっても業務に差し支えが出ない仕組みを導入しています。  障がい者雇用の難しさ、現状の課題は何ですか?障がいは個人によって様々で、共通のノウハウを確立するのが難しいことです。それ故に他の事業部と同じ成果を出すことが非常に難しく、挑戦の毎日です。しかし、事業として継続する為には利益を出し続けなければなりませんので、創意工夫を重ね、自立できるビジ教えて!??鈴木さ〜ん!ポラスシェアード株式会社ビジネスサポート課 課長鈴木 英生スマイリング12号工事課黄金井さ〜ん!スマイリング13号アフター高堰さ〜ん!スマイリング15号プレカット中川さ〜ん!山本さ〜ん!スマイリング16号売買仲介ミスターX!スマイリング19号○○○○鈴木さ〜ん!スマイリング18号ポラスシェアード越谷市初の特例子会社として、障がい者にとって働きがいのある職場環境を整備。その中で、ポラスグループ全体の業務効率向上にも貢献しているポラスシェアードとは、どんな会社なのでしょうか。ポラスシェアード(株)の鈴木さんにインタビューしました。障がいがある方でも安心して長く働ける職場に!今回ポラスシェアードで働く社員、渡辺さんへインタビューしました。渡辺さんのお仕事内容は?プレカット工場のロボットを動かすための荷姿データ作成、同業他社の情報収集、各拠点の施錠時間管理、書類のデータ化、HPへのアクセス数解析など様々な業務をしています。仕事のやりがいはいかがですか?仕事の優先順位を考え売上目標を達成することにやりがいを感じています。序盤は業務が進まず成果も伸びませんでしたが、現在ようやく安定してきました。来年度はさらに成果を伸ばし会社に貢献したいです。今後チャレンジしたいこと、実現したいことは?今まで難易度が高くあきらめていた資格取得にチャレンジします。また、事務所が移転したばかりで、障がい上配慮すべき部分がたくさんあるので職場改善をしたいです。障がいは多種多様ですが、色々な方たちが快適に働ける職場にしていきたいですね。子育てママの目線から設計された「ママトコ」シリーズや、リビングをテーマに共働きのご夫婦をサポートする「リビングプラス」なども生まれている。1

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