1995年1月、阪神淡路大震災で倒壊した家屋によって、多くの人が尊い命を失った。ポラスグループでは耐震構造の研究開発について震災前から力を注いでいた。その一つにポラスの剛床工法がある。当時の主流であった「柔床」工法の場合、施工は簡単だが、強度に不安があった。震災後、「人を守るはずの住宅が人の命を奪ってはいけない」と社員全員でその思いを再確認した。耐震構造に更に力を注ぎ、当時では3階建てにしか使用していなかったホールダウン金物」を2階建てにも採用した。 また、新たに厚物合板などを重ねた三重床で、最高52mmを実現。梁と梁の間隔を、通常の約半分の91cmとしたことによって、更に強度が高まったのである。

新工法採用でのデメリットは施工が難しい点だが、これを仕入れ、加工、配送まで一貫したシステムを持つ自社プレカット工場で生産することでその難点を克服している。 以前はオーバースペックとも言われたが、あの震災以来、誰もそんなことを口にしなくなった。従来の木造建築のよさを継承しながら、ポラス暮らし科学研究所を中心として、更なる技術革新に取り組んでいる。

 

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